内野商店街活性化プロジェクト — うちのDEこすぷれ —

内野商店街活性化プロジェクト
— うちのDEこすぷれ —

目次

要旨
第1章 はじめに
第1節 研究の背景と目的
第2節 内野商店街の現状
第3節 意義・課題
第2章 先行研究
第1節 全国の商店街活性化活動事例
第1項 北海道函館西部地区バル街
第2項 大分県高田市内8商店街
第2節 新潟の商店街活性化活動事例
第1項 村上市中央商店街
第2項 沼垂テラス商店街
第3節 内野商店街活性化活動事例
第1項 ハード事業
第2項 ソフト事業
第4節 考察
第3章 検証内容
第1節 コスプレとコスプレイベントについて
第1項 コスプレについて
第2項 コスプレイベントについて
第3項 新潟のコスプレイベントについて
第2節 仮説
第3節 実施内容
第1項 第1回うちのDEこすぷれ
第2項 第2回うちのDEこすぷれ
第3項 第3回うちのDEこすぷれ
第4章 考察
第1節 効果
第2節 改善点
第5章 今後の提案と課題
第1節 今後の提案
第1項 うちのDEこすぷれ×内野祭り
第2項 うちのDEこすぷれ×イルミネーション
第2節 今後の課題

要旨

「コスプレイベントを通じた内野商店街活性化プロジェクト」を研究に選んだのは、2016年4月から内野商店街の活性化プロジェクトに関わってきて、大学在学中で一番注力したからである。
最初に、内野商店街活性化に関連している方々にインタビュー調査をしたところ、大きく4つの問題点が抽出された。
問題は以下の4つである。①内野商店街の認知度、②若い人の意見や力がほしい(若い人の力が足りない)、③内野商店街にある資源が活用されていない、④予算がないである。
上記の問題解決策として、以下の4つを考案した。①イベントを内野商店街で実施、②若い世代に人気のイベントを実施、③内野商店街にある施設や特産品を利用、④予算のかからないイベントを実施することである。
この問題解決策に該当する、内野商店街の範囲内に酒蔵の日本酒という資源(特産品)を使ったイベントを開催し活性化プロジェクトを実施した。しかし、日本酒を利用した活性化プロジェクトには実施の困難さや集客数、実施することで得られる効果が小さかった。
そのため、再度検討し「うちのDEこすぷれ」というコスプレイベントを使った活性化プロジェクトを考案し、2016年度に3回実施し、2017年度に1回実施する予定である。その後、実施した活動が内野商店街の活性化の効果について先行研究で示されている他の活性化プロジェクトと比較検討した。
得られた結果として、コスプレイベントで若年層や可処分所得の高い層を集客できることがわかった。また、集客した人に内野商店街の飲食店などを利用してもらう仕組みを作ることができた。
このことから、大学、行政、商店街が連携しコスプレイベントを商店街全体で実施することで商店街の活性化につながると考えられる。また、今後内野商店街活性化を行うには内野商店街の方々とのさらなる深い連携が必要だと考え、連携が可能な今後のイベント内容の提案を行う。
キーワード……内野商店街 活性化 コスプレ

第1章 はじめに

次章以降の構成は、以下のとおりである。第2章では先行研究をレビューし、本研究で参考にした点を述べる。第3章では、筆者が実施したイベントの検証内容や検証結果を説明する。第4章では、考察を述べる。第5章では、検証結果から得られた今後の課題や提案について述べる。
第1節 研究の背景と目的

「コスプレイベントを通じた内野商店街活性化プロジェクト」を研究に選んだ動機は、2016年4月から内野商店街の活性化プロジェクトに関り、大学在学中で一番注力したからである。また、筆者が実施した商店街活性化イベントの検証、先行事例との比較を行うためである。
本研究における目的とは、新潟県新潟市西区にある内野商店街で筆者が行った、「うちのDEこすぷれ」というコスプレイベントが内野商店街の活性化に役に立つことを明らかにし、今後内野商店街がどうすればよいかの提案を行うことである。

第2節 内野商店街の現状

本研究が対象にするのは新潟県新潟市西区にある内野商店街である。図1に内野商店街の範囲を記した。
赤線で囲まれている範囲が内野商店街である。他の商店街と比べると少し複雑な形をしていることが図より分かる。内野商店街は、内野駅前から内野交差点(四つ角)の範囲が主に店舗数が多い商店街となっている。
内野駅前には、居酒屋を中心にカフェ、和食店、寿司屋、パン屋、ラーメン屋などの飲食店が多くある。内野交差点付近には酒店や菓子店も並ぶ。また、新川側には小規模のスーパーもあり食料品の買い物は充実している。以前は内野駅前すぐにカフェと本屋が営業していたが、2016年に閉店した。さらに、2017年中に内野駅前にある大口屋という漬物などを扱っている店舗が閉店する。
一時内野駅前の店舗数が減少したが、カフェと本屋があった場所には新しく居酒屋ができ、内野交差点付近にも惣菜・軽食が取れる飲食店もできたことで内野駅前の店舗数としては変わっていない。

図1 内野商店街範囲地図
出所:『西区拠点商業活性化推進事業計画』(2014)pp13。

内野商店街の問題点をいくつか挙げる。まず新潟市西区が2014年4月に内野地域、黒崎地域の商店主や商店街利用者などに行った調査によれば、表1、2、3にあるように内野商店街をほとんど利用しない層は多くが商店街のおすすめ品が分からないと回答しており、商店街利用者でさえ商店街のおすすめ品があると回答したのが約30%となっている。このことから、内野商店街には魅力のあるものがない、または、魅力があるものがあっても周知がされていないことが分かる。

表1 商店街利用者の商店街のおすすめ品
全体 内野地域 黒崎地域
ある 31.2% 32.1% 29.4%
ない 17.5% 17.9% 16.5%
わからない 43.9% 44.0% 43.5%
出所:『西区拠点商業活性化推進事業計画』(2014)pp7。

表2 子育て世代の商店街のおすすめ品
全体 内野地域 黒崎地域
ある 19.9% 28.7% 14.7%
ない 9.6% 7.0% 11.2%
わからない 64.1% 60.0% 66.5%
出所:『西区拠点商業活性化推進事業計画』(2014)pp8。

表3 大学生などの商店街のおすすめ品
全体
ある 10.0%
ない 10.0%
わからない 75.0%
出所:『西区拠点商業活性化推進事業計画』(2014)pp10。

表4、5では、子育て世代が商店街を利用する理由や利用しない理由を記した。商店街を利用する1番の理由は、自宅や勤務地が近いということで商店街の魅に関係するものではなかった。内野商店街には、居酒屋などの飲食店が多いため自宅や勤務地が近いという理由は、内野商店街に見合った結果だと考えられる。
商店街を利用しない理由は、駐車場がない、1箇所で用事が済まない、どんな店があるかわからないという3つの理由が大きく挙げられた。しかし、駐車場がないという問題は2017年9月現在の内野商店街には、内野まちづくりセンターができたことで車を約100台停めることができる駐車場ができたことで車でのアクセスも容易になり改善された。どんな店があるかわからないという理由も、2016年、2017年に新しくできた飲食店などはインターネット上でホームページやSNSがあることや、昔からある飲食店も食べログなどのサイトで事前にどのような店か確認することができることでこの問題は改善されたと考えられる。1箇所で用事が済まないという理由は、商店街を利用する人は1箇所で用事を済ませようという理由で利用していないことや筆者の考えている商店街の在り方とは関係がないため本研究では問題としない。

表4 子育て世代の商店街を利用する理由(複数回答可)

利用する理由 全体 内野地域 黒崎地域
自宅や勤務地に近い 81.8% 75.0% 88.9%
以前から利用していてなじみがある 25.5% 28.6% 22.2%
好きな店や商品がある 9.1% 17.9% 0.0%
商品の品質が良い 10.9% 10.7% 11.1%
店の人との会話などふれ合いがある 1.8% 3.6% 0.0%
サービスやアフターケアが良い 0.0% 0.0% 0.0%
近くに露店市があるから 1.8% 3.6% 0.0%
その他 12.7% 10.7% 14.8%
出所:『西区拠点商業活性化推進事業計画』(2014)pp8。

表5 子育て世代の商店街を利用しない理由(複数回答可)
利用しない理由 全体 内野地域 黒崎地域
1箇所で用事が済まない 47.2% 48.8% 46.4%
品揃えが悪い 21.7% 15.1% 25.0%
価格が高い(安くない) 22.8% 25.6% 21.4%
お店の人の対応が悪い 0.4% 1.2% 0.0%
夜遅くまで営業していない 12.2% 7.0% 14.9%
使いやすい量で買えない 1.6% 1.2% 0.0%
雰囲気の良い店がない 9.4% 4.7% 11.9%
どんな店があるかわからない 43.7% 34.9% 48.2%
自宅や勤務地から遠い 18.9% 16.3% 20.2%
駐車場がない 52.8% 50.0% 54.2%
イベントやポイントサービスがない 5.5% 2.3% 7.1%
チラシが入らない 16.9% 11.6% 19.6%
特に理由はない 6.3% 5.8% 6.5%
その他 3.9% 2.3% 4.8%
出所:『西区拠点商業活性化推進事業計画』(2014)pp9。

西区拠点商業活性化推進事業計画(2014)の調査によれば、「商店経営者の高齢化や後継者不足により、閉店する店舗が増えている。店舗の減少は、商店街活動の停滞や商店街の活気の低下を招いており、さらに1箇所で用事が済まないこと、店舗の情報が入らないこと、モータリゼーション化などの影響も加わって、子育て世代や若い人たち(大学生など)の商店街利用が少ない状況になっている。商店街の賑わい創出と活性化のためには、利用者の4分の3を占める50台以上の年代層を含め、商店街の利用頻度の低い子育て世代や若い人たちからも商店街を利用してもらえる街にすることが必要。そのため、地域一体となって各年代層が集えるイベントの開催や地域特産物などを発信することと合わせ、空き店舗対策や商店街の強みでもある信用と信頼、お客様との会話によるふれ合い、きめ細やかなサービス提供など、個々の商店の魅力アップに努めることが必要。」と結論を出した。
筆者が2016年4月10日~2016年8月17日の間に内野商店街を活性化するためには何が必要で何が不足しているのかを調べるため、内野商店街活性化に関連している大学生~60代までの男女にインタビュー調査を行った結果を表6に記した。調査によれば、①認知度、②若い世代の意見や力、③内野の資源を利用、④予算、の大きく4つの問題点が出た。

①認知度
内野地域以外のほとんどの人々は内野商店街を認知していないことや、内野商店街が認知されていないことで利用する人々も少ない。また、内野商店街の日本酒やいもじぇんぬという特産品の認知度も低い。内野商店街は認知しているが、内野商店街に何があるかわからないため利用しないという意見もあった。
②若い世代の意見や力
10代20代の若い人たちの商店街利用が少ないことや、商店主は高齢者が多いため若い人たちの力を借りたいという意見もあった。また、若い人たちの意見も聞きたいという声もあった。
③内野の資源を利用
内野商店街を活性化する際に内野に存在する自然や西地区公民館などの施設を利用してほしいとの意見があった。
④予算
内野商店街を活性化するにあたっての活動費、イベント運営費などの予算はどのように確保するのかという意見が出た。

表6 内野商店街活性化に関連している方々の意見調査
問題点 理由
① 認知度 ・内野商店街を知らない
・何があるのかわからない
・商店街の認知度が低いため、利用する人が少ない
② 若い世代の意見や力 ・若い人たちの意見を聞きたい
・若い人たちにも利用してほしい
・若い人たちの力を借りたい
③ 内野の資源を利用 ・内野の自然や施設を利用してほしい
④ 予算 ・商店街を活性化するにあたっての予算の確保はどうするのか
出所:筆者インタビュー調査 (2016.4.10~2016.8.17)

内野商店街の利点についていくつか挙げる。まず2016年10月31日に内野まちづくりセンターが開所した。この施設は、地域活動の拠点として、また、人と人との触れ合いの場として皆さんから親しまれ、気軽に利用する施設として、西区役所西出張所と西地域保健福祉センターとの複合施設として開所した。この施設の利点は、内野駅から徒歩2分という点や、駐車場が102台あり商店街の問題点であった駐車場がない問題が改善された点や、200人収容できるホールなどもあることや利用料金も安い点である。
2つ目の利点は、内野商店街は他の商店街より比較的アクセスがしやすい場所に存在していることである。新潟市の中心街から電車で乗り換えなしで来ることができ、20分に1本電車が走っている。また、駐車場があることで車でのアクセスもしやすい。
3つ目の利点は、認知度は低いが日本酒やさつまいもなど特産物がある点である。
上記のように、内野商店街には問題点も多いが他の商店街にはない利点も多く存在することが分かり、利点を生かした商店街活性化が必要だと考えた。

第3節 意義・課題

第3節では、うちのDEこすぷれというコスプレイベントによる内野商店街の活性化による意義と課題について述べる。
この研究で提案する活性化とは、内野商店街の認知度向上や利用者、利用頻度が増えることによる商売の活性化だけではなく、内野商店街でコスプレイベントという新たな文化を作ることである。
内野商店街の利点を生かし、内野商店街を活性化するには今の内野商店街にある特産品を利用するよりも、コスプレイベントという新たな文化を作り、内野まちづくりセンターなど内野商店街の資源を有効活用するべきであると考えた。様々な地域がハロウィンイベントなどを新たに取り入れているように、内野商店街にも新たなコスプレイベントというイベントを取り入れることによって、内野商店街を活性化できるのではないかと考えた。
そこで新たな文化を活かした内野商店街の活性化を行うことによって、内野商店街の認知度向上、利用者、利用頻度向上することに加え、最終的には商店街の方々との連携をすることが本研究の重要課題とする。

 第2章 先行研究

この章では、「うちのDEこすぷれ」というコスプレイベントによって内野商店街を活性化するにあたって、調査した商店街の活動事例を紹介する。第1節では、全国の商店街活性化の活動事例を紹介する。第2節では、新潟の商店街の活動事例を紹介する。第3節では、内野商店街の活動事例について紹介する。第4節では、第1節、第2節、第3節の考察を述べる。

 第1節 全国の商店街活性化活動事例
全国の商店街活性化活動事例を2つ紹介する。1つ目は、北海道函館市にある函館西部地区バル街を紹介する。2つ目は、大分県高田市内にある8商店街(豊後高田昭和の町)を紹介する。
第1項 北海道函館市 函館西部地区バル街
北海道函館市西部で行われたイベントを紹介する。事業実施の背景として、2004年に開催された「スペイン料理フォーラムin Hakodate」のイベントの1つとして、「西部地区で一晩のバル街を」と名付けた飲み歩きの催しが行われた。スペインの飲食文化を代表する「バル街」を函館の西部地区に再現し、世界的なブームになっているピンチョス をつまみにお店をハシゴして歩くという企画は、西部地区の25店の飲食店の協力で行われ、400人を超す内外の参加者により大盛況で終了した。この「バル街」終了直後から再度の実施を希望する声が多く寄せられたため、「フォーラム」実行委員会が再度集まり、「函館西部地区バル街実行委員会」を組織し、第2回以降を単独イベントとして実施することになった。
事業の概要として、函館の旧市街である西部地区の個性的な街並みと飲食店という既存資源を活用し、新たなイベントを創出した。1冊3,000円の前売りチケットを販売し、参加者はこれを購入することで当該イベントへ参加する。また、1冊で5店をはしごすることができる。参加者はチケットと共に渡されるバル街マップをもとに店を選択する。参加店は、チケット1枚でドリンク1杯と各店が趣向を凝らせたピンチョスを提供する。イベントにかかる経費はチケット収入の一部で賄い、行政棟の補助金には依存しない持続的な仕組みづくりを志向するとともに、参加者、参加店舗それぞれにメリットが生まれるシステムを構築。
事業の効果として、①西部地区のイメージ向上、②参加店舗の認知度向上、③新たな観光資源の誕生の3つが挙げられる。
①西部地区のイメージ向上
函館の伝統を形作ってきた街で、グラスを傾ける雰囲気と、それにふさわしい店が多数存在することを参加者が認識し、さらに、日常にない特別なコミュニティ空間が創出されることにより、西部地区の魅力の再発見につながった。
②参加店舗の認知度向上
イベントを機会とし、各店舗において趣向を凝らしたピンチョスを提供するなどの経営努力の結果、新規顧客の確保や店舗のPR、リピーターの増加などに大きな効果が得られ、参加店のメリットが実感できるイベントとなっている。
③新たな観光資源の誕生
優れた企画力によるイベントそのものの魅力に加え、実行委員会の周到なパブリシティ戦略の成果により、わずか5回の実施にもかかわらず、その知名度は飛躍的に高まってきており、旅行エージェントが興味を示すなど、函館市の新たな観光資源として期待されている。
事業の課題・反省点として、①組織体制の整備、②イベント回数の増加、③キャパシティの強化の3つが挙げられる。
①組織体制の整備
補助金等に頼らない事業システムの構築を志向してきたため、経済的には自立出来てはいるが、事業運営についてはボランティアのマンパワーに頼ることが大きく、組織体制の整備が必要である。
②イベント回数の増加
2017年現在年2回のペースで実施しているが、回数の増加や通年化への移行について要望があり、検討が必要となっている。
③キャパシティの強化
2006年の第5回には、50店舗が参加し2,000人以上が参加するまでに成長した。一方、店舗数に対し来店者数が多くなったため、各店舗の対応能力が限界となってきており、魅力的な店舗の発掘や、イベント時間の延長、あるいは開催日の複数設定などの検討が必要となってきている。
第2項 大分県高田市内 8商店街(豊後高田昭和の町)
大分県高田市で行われた活動事例を紹介する。事業実施の背景として、大分県高田市は仏の里として名高い「国東半島」の西部に位置し、豊かな自然と温暖な気候に恵まれている。10万人の商圏を持つ市内商店街は、市の中心部を流れる桂川によって2分され、西側に6商店街、東側に2商店街があり、それぞれが江戸時代から昭和30年代にかけて、県北地域の商業の中心地として栄えた。しかし、昭和30年代以降、人口は減少し続け、昭和40年の宇佐参宮鉄道の廃線やモータリゼーションの進展による人の流れに変化が起こったことなどから、中心商店街も急速に衰退した。衰退したまちの再興への道を模索する中、商工会議所を中心とした「豊後高田商業まちづくり委員会」が立ち上がった。繰り返し行なわれる検討会議の中で、活性化へのテーマを「中心市街地」と決定。市街地の古代から近代に至る歴史の調査から始まり、その時間・空間軸を1枚の地図に組み込む「豊後高田市ストリート・ストーリー」を作成した。既存の市街地、その歴史的背景、まちづくりの先例といったそれぞれの要素を考慮し検討する中で、古くて不便だと思っていた既存商店街が、実は歴史と伝統のある昭和の姿をとどめた魅力があることがわかり、当時全国的にブームになりつつあった「昭和」がこのまちのテーマであることを確信し、昭和をテーマに決定した。「昭和」というテーマの決定後は、行政・商工会議所・商業者の三者一体で1年をかけて「まちなみ実態調査」を実施した。徹底したまちの分析から既存商店街の建物の約7割近くが昭和30年代以前のものということが判明し、歴史を振り返る中で市が最も元気であった昭和の商店街再生に向けた取組みが始まった。
事業の概要として、①昭和にちなんだ4つのキーワード、②核施設の整備、③商店街でのイベント、④観光まちづくり株式会社の4つに分けることができる。
①昭和にちなんだ4つのキーワード
「昭和の建築再生」として、各商店のパラペットを外し、以前の看板をむき出しにすることで昭和の街並みを再現した。次に「昭和の歴史再生」として、各店に伝わる珍しいお宝を一店一宝として展示した。そして、「昭和の商品再生」として、その店自慢の商品販売を実施し、そして最後にお客さんと直接対話し、ふれあうことによる昭和30年代と変わらないおもてなしをする「昭和の商人再生」といった4つのキーワードでまちづくりが進められた。
②核施設の整備
空き店舗を活用したチャレンジショップや店舗の修景等に加え、商店街に隣接する巨大な米蔵を改修し、まちの拠点施設「昭和ロマン蔵(ぐら)」として整備、同蔵内に10万点を超える古いおもちゃを展示する「駄菓子屋の夢博物館」をオープンした。また、「昭和の町」のシンボルマークでもある黒崎義介画伯の絵本原画を展示した「昭和の絵本美術館」もオープン。さらに、国東半島の食の情報発信施設として観光バスの団体客も収容可能な和食レストラン「旬彩南蔵(しゅんさいみなみぐら)」を整備した。
③商店街のイベント
「街並みめぐり」や「おかみさん市」といった自主イベントを開催している。この勢いは若者にも波及し、「昭和の町音楽祭」を生み出し、文化面にもにぎわいの相乗効果を生み出している。
④観光まちづくり株式会社
にぎわいを継続し、市内全体に波及させるため、「豊後高田市観光まちづくり株式会社」を設立した。「昭和の町」におけるマネジメントを行い、会社の利益は、まちづくりへと還元し、「昭和の町」及び地域観光の「質」を維持できる仕組みの構築を図っている。
事業の効果として、年間5万人の観光客を見込んでスタートした「昭和の町」だが、メディアに多く取り上げられたこともあり、予想をはるかに上回る25万人を超える観光客が訪れ、奇跡的に商店街に活気がよみがえり、商店主にも笑顔が戻った。同時に、全国から年間100件以上の視察が来るようになった。
事業の課題として、増加する観光客への受入体制として、土産品の開発、駐車場等の整備、商店主の高齢化による各商店の継続をしなくてはいけないことや、「昭和の町」として、観光客にも、地元消費者にも愛される商店街・まちづくりの推進をする。
第2節 新潟の商店街活性化活動事例
新潟にある2つの商店街の事例を紹介する。1つ目は、村上市中央商店街を紹介する。2つ目は、沼垂テラス商店街を紹介する。

第1項 村上市中央商店街
村上市にある村上市中央商店街について紹介する。事業実施の背景として、村上市中央商店街は、新潟県の北部に位置する村上市において、3つの町内で構成される全長約600メートルの商店街である。かつては中心商店街として繁栄したが、昭和40年代にJR村上駅前に大型店が開店し、人の流れが大きく変化した。近年は、国道沿いの大型店やパワーセンターなどに客足を奪われ全国各地の状況と同様である。そのような中、1998年から2000年にかけて若手後継者が中心となり市内の全商店会を挙げて大掛かりなイベント(村上市大商業まつり)を行い街の魅力を再発見するきっかけになった。また、城下町村上の資産である町屋を生かしたまちづくりを目指す商店街メンバーが、別組織「村上町屋商人会(まちやあきんどかい)」を設立し、城下町村上町屋の人形さま巡りと屏風まつりを始めたことで、市民主体による町屋を生かしたまちづくりが始まった。
事業の概要として、①町屋の人形さま巡り、②屏風まつり、③チーム黒塀プロジェクト、④宵の竹灯篭まつり、⑤地蔵様の日、⑥小町フェスタ、⑦むらかみ町屋再生プロジェクトの7つに分けることができる。
①町屋の人形さま巡り
2000年から行われているもので、3月1日から4月3日まで、商店街を中心とした町人町の各家々70軒に展示、見学無料で公開している。
②屏風まつり
2001年から行われているもので、9月10日から30日まで、人形さま巡り同様に約60軒の参加店に屏風をはじめ昔の道具などを展示、無料見学できる。
③チーム黒塀プロジェクト
2002年に行われているもので、市民が1枚千円で板を買いブロック塀を板塀に変え、建設費の不足分は塗装など市民のボランティアでまかない景観を修復したハード事業である。
④宵の竹灯篭まつり
2002年から行われているもので、10月中旬に黒塀の小路に幻想的な雰囲気をかもし出す。これに合わせてピアノ、フルート、三味線、雅楽などの音楽会も行われ、抹茶も振舞われる。
⑤地蔵様の日
7月23日に市内の保育園・幼稚園児の地蔵様のぬり絵の展示するものである。民謡流し、よさこいなどのイベントで、伝統行事の地蔵様巡りを盛り上げている。
⑥小町フェスタ
音楽を通じて街づくりと地域のコミュニケーションを図る活動。フリーマーケットなども同時に開催し、情報交換と井戸端会議ができる「こまち広場」も開設している。
⑦むらかみ町屋再生プロジェクト
2004年から行われているもので、人形さま巡り等による来街者の増加により、市民の間で当市の資産である町屋の重要性に対する認識が高まり、街並み再生に向けた市民自らの力による再生プロジェクトである。具体的には、年間1千万、10年間で1億円の基金を創設し全国から出資を募り、アルミサッシ等で近代化されてしまった町屋の外観を昔ながらの格子や板戸に再生するための制度を創設した。また、外観の修景に際しても、「村上大工 匠の会」を組織し、伝統的技術の継承・復活も目指している。
事業の効果として、3月の人形さま巡りと9月の屏風まつりには、県内外からも多くの観光客が見学に訪れ、商店街から4キロメートル程の所に瀬波温泉があり宿泊客の増加にも貢献している。また市内の観光施設への入れ込み客もイベント開催により増加傾向にある。個店の売り上げ増加や、市全体への大きな経済効果を生んでいる。
事業の課題・反省点として、商店街としては、イベントに協力しバックアップを行っているに過ぎないが、商店街の各店がイベントに参加して各店の活性化にも役立っている。商店街では、今後は更に連携を深め協力体制を強化していきたいと考えている。人形や屏風の魅力もさることながら「心温まるふれあい(人情)」がこれらの催しの成功のカギを握っていると思われる。日常の商店会活動にもこれらの経験を活かすとともに各店が自信を持って販売できる逸品の開発が課題である。
第2項 沼垂テラス商店街
新潟駅北の信濃川河口近くにある沼垂地区にある「沼垂テラス商店街」について紹介する。「沼垂テラス商店街」とは、もともと市場として使用されていた長屋を改装し、昭和レトロな街並みを残しつつ新しく生まれ変わった商店街である。2010年から少しずつ店舗がオープンしはじめ、2014年に店舗全体を管理する事務所が開設。その後続々と店舗が増え、2015年春には旧沼垂市場のすべての長屋が店舗として開業した。カフェや居酒屋などの飲食店、雑貨屋、花屋、総菜屋、八百屋、パン屋、陶芸工房やガラス工房、デザイン事務所、古本屋、小道具屋、健康サロンなど様々な店舗がある。すべての長屋が店舗として開業された2015年に「沼垂市場通り」と呼ばれていたこの場所を「沼垂テラス商店街」と名付け商店街が誕生した。
主なハード事業として、①「沼垂テラス商店街」の再生、②古民家を活用したサテライト店「沼垂テラス・エフ」の整備の2つが挙げられる。
①「沼垂テラス商店街」の再生
球市場の長屋が連なる沼垂地区において、シャッター通りの再生を目指し、2014年に地元商店主が株式会社テラスオフィスを設立した。株式会社テラスオフィスは銀行融資により、200メートルに及ぶ長屋店舗一帯を買い取って管理運営している。市場があった時には組合員が借りる際に制限があったが、会社が運営することにより、地域の暮らしを支える総菜屋やカフェなどの店舗や、ここにしかないものを作って発信するオリジナル雑貨屋などの店舗をコンセプトに出店者を募集した。さらに、賃料を抑えるなどの工夫により意欲のある若者が出店しやすい仕組みづくりをし、インターネットを活用した情報発信や口コミにより問い合わせが増加したことにより約25店舗からなる「沼垂テラス商店街」として再生し、空き家ゼロを実現した。
②古民家を活用したサテライト店「沼垂テラス・エフ」の整備
商店街周辺の空き店舗である古民家を活用したサテライト店舗として、本屋とゲストハウスなどを開業した。商店街から周辺地域へと賑わいを波及させている。
主なソフト事業について、①出店希望者への経営相談、②集客イベントの開催、②商店街の特産品づくりの3つが挙げられる。
①出店希望者への経営相談
商工会議所などと協力し、出店希望者の事業プランや資金調達方法などについて専門的なアドバイスを提供した。
②集客イベントの開催
商店主らがイベント実行委員会を結成し、市内外の雑貨屋・スイーツ店を交えて、毎月1回朝市を開催した。商店街範囲内を歩行者天国にし、常設店に加え、約30店舗のテントが並ぶ。オリジナルモーニングメニューやワークショップなど、毎回出展内容に変化を持たせている。2017年10月1日に開催した朝市でも多くの人を商店街へ集客した。
③商店街の特産品づくり
商店街の再生を機に商店街の名物となる「ネコ焼き」というお菓子を開発した。季節限定商品の発売などの工夫で種類を充実させ、随時話題を提供している。
第3節 内野商店街活性化活動事例
内野商店街活性化活動を行うにあたって調査した内野商店街を対象に行われた活動事例をハード事業、ソフト事業に分けて紹介する。




第1項 ハード事業
図2、3に内野駅周辺に行われたハード事業を記した。2016年、2017年に内野駅周辺は大きく変化した。2016年には、内野駅や駅前広場の改装が終了しバスから電車へと乗り換えが簡単になった。さらに、内野まちづくりセンターが開業し、駐車場もできたことで車でのアクセスも容易になった。2017年には、内野さくらロードができたことで内野町南北の往来が安全で快適なものとなった。さらに、西区役所出張所跡地に駐車場ができ102台が駐車可能になった。

図2 内野駅周辺整備概要図
出所:新潟市ホームページ(https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/torikumi/kotsu/seibi/kensetsuw20160808.files/utinoekiseibikeikakugaiyou.pdf)2017.10.27アクセス

図3 内野駅周辺整備事業詳細
出所:内野駅周辺整備事業しゅん工(https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/road/doroseibi/roadseibi/syuyogaiyo/douro_gairo/gairo/kansen/utinoekishuuhennseib.files/uchino-st-open.pdf)2017.10.28アクセス

第2項 ソフト事業
内野商店街では集客イベントの開催や内野商店街を活性化するために商店街関係者を集めた会議を開催するなど様々なソフト事業が行われている。
集客イベントとして行われた「内野商店街活性化プロジェクト~地域密着型喫茶店で町を元気に~」を紹介する。2011年に内野商店街で地域密着型ケーキ喫茶を行い、活性化の役に立つことを明らかにし、今後の内野商店街がどうすれば活性化できるのか提案が行われた。2011年の内野商店街の現状として、新潟西商工会によると、店舗数は148店舗、空き店舗は30店舗程度あることが明らかとなっている。
2011年の内野商店街の課題として、①店舗の後継者がいない、②近隣に駐車場がない、③近くの大型ショッピングモールで買い物をする人が増えた、④空き店舗が多い、の大きく4つの課題があった。
検証として、駅に立ち寄った学生が電車を待つ際に、休憩をすることができるような喫茶店にすることで、気軽に立ち寄ってもらえると考え、学生をターゲットにケーキ喫茶店という場を提供することにした。学生をターゲットにすることで、駐車場がない課題を解決した。また、広告宣伝は内野商店街外に重点を置いた。
検証結果として、ケーキの販売数、売上利益は表7、8のような結果となった。最終結果は赤字となってしまったが、約60人の客に販売を行いそのうちの7割は新潟大学や新潟国際情報大学の学生であった。残りの3割は地元内野町の人々であった。広告宣伝を内野商店街外に重点を置いていたにもかかわらず、来店者のうちおよそ3割が内野町商店街から来たことにより、呼び込みでも十分な結果が得られることが分かったことや、これをきっかけに商店街の人々との良好な関係が築けた。このことから、地域密着型ケーキ喫茶の活動事例が内野商店街の活性化に役立つと結論づけている。
表7 ケーキ喫茶の販売個数
ケーキセット 準備数 売上個数 余り
リンゴのタルト
シガール
ガナッシュトルテ
ストロベリーショート
ベーシックケーキ 12
24
24
12
48 12
16
14
9
7 0
8
10
3
41
計 120 58 62
出所:『内野町活性化プロジェクト~地域密着型ケーキ喫茶店で町を元気に~』pp19

表8 売上利益
分類 品名 販売価格 販売個数 売上
ケーキセット リンゴのタルト
シガール
ガナッシュトルテ
ストロベリーショート
ベーシックケーキ 500
500
500
500
500 12
16
14
9
7 6,000
8,000
7,000
4,500
3,500
ドリンク単品 コーヒー
紅茶
カフェオレ
ウーロン茶
オレンジジュース
グレープジュース 180
180
180
150
150
150 1
1
1
0
0
0 180
180
180
0
0
0
レンタル店舗よりケーキのお礼金 600
予算金額 38,576 売上金額 30,140
出所:『内野町活性化プロジェクト~地域密着型ケーキ喫茶店で町を元気に~』pp20

上記のことから、2011年時点で内野商店街には空き店舗や駐車場、大型ショッピングモールの影響、後継者がいないという課題があり衰退していることが分かった。また、この先行事例から、駐車場が少ない課題に対して学生をターゲットにすることを参考にした。
内野商店街を活性化するために商店街の関係者を集めた会議やワークショップを紹介する。「うちの発掘プロジェクト」と「内野商店街ワーキングチーム会議」を紹介する。
「うちの発掘プロジェクト」を紹介する。2016年7月から2017年1月まで商店街関係者や内野商店街を活性化したい人を集めて行われた。西地区公民館と新潟西区役所地域課が中心となり開催された会議である。集まった人を、内野を知る、空き家活用、合唱、情報誌作成など様々なグループに分け活動した。成果として、内野商店街にある空き家の数や内野の歴史、合唱による活性化イベントの集客人数などを知ることができた。
「内野商店街ワーキングチーム会議」を紹介する。2017年5月から2017年10月現在まで継続されて行われている商店街の人や西商工会青年部、商店街を活性化したい大学生などが集まり行われている。新潟西区役所地域課が中心となり開催されているものである。会議の内容として、商店街を活性化にするにあたって使うことのできる補助金の紹介説明や新しいイベント内容の検討などが行われている。
補助金の内容として、①地域商店魅力アップ応援事業、②創業サポート事業、③がんばるまちなか支援事業、④商店街活性化ステップアップ事業、⑤商店街環境整備事業、⑥商店街LED街灯路灯等維持管理事業、⑦拠点商業地にぎわい創出事業、⑧地域資源活用・農商連携事業、の8つがある。
①地域商店魅力アップ応援事業
集客向上や売り上げ増加のために地域商店が実施する時点の魅力アップにつながる改装工事や備品購入について、その費用の一部を補助するというものである。
②創業サポート事業
認定特定創業支援事業を受け、その証明書を市より取得した者に限るが新潟市内の空き店舗を活用して創業する場合、その店舗の賃借料の一部を補助するというものである。
③がんばるまちなか支援事業
対象が2つあり、1つ目は空き店舗運営事業、2つ目は不足業種誘致事業である。1つ目の空き店舗運営事業は、認定特定創業支援事業を受け、その証明書を市より取得した者に限るが商店街内の空き店舗を賃借し、自らコミュニティ施設、創作活動に通じたにぎわい創出施設、共同店舗、新規創業者育成施設を運営する場合、その費用の一部を補助するというものである。2つ目の不足業種誘致事業は、対象者が商店街内の空き店舗を賃借し、商店街に不足する集客効果等のある業種を誘致して当該店舗に出店させる場合、その費用の一部を補助するというものである。
④商店街活性化ステップアップ事業
対象が4つあり、1つ目は研究・研修事業、2つ目は来街・消費促進事業、3つ目はにぎわい創出事業、4つ目は新活性化モデル推進事業である。1つ目の研究・研修事業は、商店街活性化施策の実施に向けた研究または研修や地域ニーズ等を把握するための調査または商店街区及びその周辺地域における消費動向調査に取り組む場合、その費用の一部を補助するというものである。2つ目の来街・消費促進事業は、商店街区への来街者増加を目的とした取組または商店街区内の核店舗の売り上げ向上を目的とした取り組みを実施する場合、その費用の一部を補助するというものである。3つ目のにぎわい創出事業は、商店街区への集客を目的としたイベント事業を実施する場合、その費用の一部を補助するというものである。4つ目の新活性化モデル推進事業は、社会情勢の変化や地域ニーズ等に基づき実施する商店街活性化のための新たなサービス事業を実施する場合、その費用の一部を補助するというものである。
⑤商店街環境整備事業
商店街の環境を整備し、消費者に便利で快適な買い物空間を提供するために、共同施設の設置・回収・撤去(アーケードのみ)を実施する場合、その費用の一部を補助するというものである。
⑥商店街LED街灯路灯等維持管理事業
商店街が維持管理するアーケード照明や街路灯のうち、LED灯に生じる電気量について、その費用の一部を補助するというものである。
⑦拠点商業地にぎわい創出事業
対象が2つあり、1つ目は広域集客型共同実施事業、2つ目は長期継続型実施イベント事業である。1つ目の広域集客型共同実施事業は、拠点商業地の活性化のため、商店街区及びその周辺地域に広域圏(市内全域以上にわたる地域)から集客を図るイベント事業に取り組み場合、その費用の一部を補助するというものである。2つ目の長期継続型実施イベント事業は、拠点商業地の活性化のため、商店街区及びその周辺地域において、関連のある催事等を毎週1回以上、かつ、3か月以上継続して開催するイベント事業に取り組む場合、その費用の一部を補助するというものである。
⑧地域資源活用・農商連携事業
地域拠点商業活性化推進事業として位置づけられ、拠点商業地の活性化に資する地域資源を活用したと入り組み、農商工等が連携した取り組み、その他、先進的かつ特徴的な取り組みの事業を実施する場合、その費用の一部を補助するというものである。

第4節 考察
第1節、第2節、第3節で紹介した事例の考察を述べる。
1つ目は、第1節第1項の北海道函館市にある函館西部地区バル街についてである。この事例から、商店街全体のイメージを決めることで方向性が分かりやすくなり活性化につながると考えられた。また、外観も「昭和」とテーマを決めることで統一感も出したことも活性化につながったと考えられる。内野商店街では古い外観と新しい外観が混在しているため商店街で方向性やテーマを決める必要があると考えられた。
2つ目は、第1節第2項の大分県高田市内にある8商店街(豊後高田昭和の町)についてである。この事例から、商店街全体のイメージを決めることで方向性が分かりやすくなり活性化につながると考えられた。また、外観も「昭和」とテーマを決めることで統一感も出したことも活性化につながったと考えられる。内野商店街では古い外観と新しい外観が混在しているため商店街で方向性やテーマを決める必要があると考えられた。
3つ目は、第2節第1項の村上市中央商店街についてである。この事例から、村上市中央商店街はいくつかのイベントを継続して行うことで活性化につながるという良い例だと考えられる。また、景観の修復から商店街は外観が大切だと考えられた。内野商店街でも継続してイベントを行うことや外観の整備が必要だと考えられた。
4つ目は、第2節第2項の沼垂テラス商店街についてである。この事例から、「内野商店街」との相違点として、①集客年齢層が若年層、②商店街の外観の2つが挙げられる。
①集客年齢層が若年層
各朝市の集客年齢層を見ると、「内野商店街」は高年齢層が多いのに対し「沼垂テラス商店街」では若年層が多い。その理由として、情報発信が関わっていると考えられる。「内野商店街」はホームページがないのに対し、「沼垂テラス商店街」はホームページがあることや、各店舗もホームページやSNSがあり若年層が気軽に情報を得ることができるからである。
②商店街の外観
内野商店街」は新しい施設や古い施設があることや各店舗で共通しているものがないため統一感や商店街の雰囲気がない。それに対し「沼垂テラス商店街」は同じ会社が管理していることや外観を統一していることでレトロ感や統一感、商店街の雰囲気がある。この商店街の雰囲気も集客年齢層に関わっていると考えられる。
沼垂テラス商店街は商店街という雰囲気があり、若者が集まるという良い商店街の例だと考えられた。また、若者に向けた情報発信と商店街の外観統一、商店街の雰囲気が内野商店街に必要だと考えられた。
5つ目は、第3節第1項の内野商店街のハード事業についてである。このことから、内野商店街は駅から近く無料の駐車場も多くあるため、他の商店街と比較するとアクセス面が整っている点が利点となると考えられた。
6つ目は、第3節第2項の内野商店街のソフト事業についてである。このことから、内野商店街ではソフト事業が活発に行われており、上記で紹介した「内野商店街ワーキングチーム会議」をうまく活用することで内野商店街の活性化につなげられると考えられた。

第3章 検証内容
第1節では、コスプレイベントを開催するにあたってコスプレ文化やコスプレイベントについて紹介する。第2節では前章で述べた問題を解決するための仮説、第3節では実施内容を述べる。

 第1節 コスプレとコスプレイベントについて

 第1項 コスプレについて
コスプレとは、コスチュームプレイの略であり、漫画、アニメ、コンピュータゲームなどの登場人物の衣装、ヘアスタイルなどをそっくりそのまま真似て変装・変身すること。ハロウィンやクリスマスなどに行われる仮装とは区別される場合が多い。コスプレも仮装の一種といえるが、コスプレは単に衣装を着用する仮装とは異なり、キャラクター自体になりきることがコスプレであるという解釈が一般的である。
仮装とは、仮にほかのものの姿をまねて装う事全般を指す言葉である。日常生活では着用することがない衣装や、着用者の本来の属性・立場とは異なる服装を着用することを仮装という。近年では、ハロウィンに行われるイベントが仮装イベントの主流である。2015年に新潟の万代シティパークで行われたハロウィンイベントは、約1,500人が参加し人気のイベントとなっている。

 第2項 コスプレイベントについて
コスプレイベントとは、コスプレをして交流や撮影を行うイベントのことである。参加者は、コスプレイヤーというコスプレをする人と、カメラマンという撮影を主にする人に分けることができる。コスプレイヤーは10代、20代の年齢層の女性が多く参加し、カメラマンは20代~60代と幅広い年齢層の男性が多く参加する。イベント参加費は主にコスプレ参加とカメラマン参加でわかれており、コスプレ参加は1,000円~1,500円、カメラマン参加は1,500円~2,000円であり、カメラマン参加の方が高く設定されていることが多い。コスプレイベントは家からコスプレをして参加するではなく、コスプレイベント会場に設置された更衣室で着替えを行う。
コスプレイベントは①総合イベント、②撮影会、③同人誌即売会、の大きく3つの種類に分けることができる。
①総合イベント
現在主流となっているコスプレイベントであり、会場を貸し切って行う。規模は市民会館からアミューズメントパークまで大小様々であり、中には商店街や町全体がイベント会場となることもある。
②撮影会
少人数で撮影スタジオなどの施設を貸し切り撮影を行うことや屋外の森や海などで撮影許可を取り撮影を行うコスプレイベントである。撮影スタジオでは、豊富なセットを使用した撮影や照明器具の仕様など恵まれた撮影環境が魅力なため、交流よりは撮影がメインとなっている。
③同人誌即売会
同人誌即売会会場で同時開催されるコスプレイベントのことである。規模が大きく参加者が多いものだと、コミックマーケットが挙げられる。
コスプレの市場として、上記で挙げたコミックマーケットについて紹介する。コミックマーケットは1975年に初めて開催された日本最大規模の同人誌即売会イベントである。第61回コミックマーケットで、初めてコスプレ可能となった。2016年8月12日~8月14日の間に開催された第90回コミックマーケットでは、全体で約53万人が参加し、そのうち約2万人がコスプレ参加であった。日本最大規模の同人誌即売会イベントであり、日本最大規模のコスプレイベントでもある。表9では第61回~第90回までのコミックマーケットのコスプレ参加人数を記した。コミックマーケットは年2回夏と冬に開催され、毎年冬に参加人数が多くなる。表9でわかるように年々参加者が増加傾向にあり、今後も増加すると考えられる。

表9 コミックマーケットのコスプレ参加人数
出所:コミックマーケット(http://www.comiket.co.jp/archives/Chronology.html)2016.10.17アクセス

 第3項 新潟のコスプレイベントについて
新潟には、がたふぇすという新潟市中央区古町商店街を中心に行われているコスプレイベントがある。がたふぇすは多くの漫画家・アニメクリエイターたちを輩出する新潟市で開催するマンガ・アニメの祭典である。2010年度より「新潟国際アニメ・マンガフェスティバル」「コスプレガタケット」「にいがたマンガ大賞フェスティバル」の新潟三大マンガ・アニメイベントを同時に開催する形で始まり、第3回から愛称を「がたふぇす」と定めた。新潟市内の万代・古町・白山エリアを会場に、人気声優やアニソンシンガーのステージ、作品展、痛車展示、コスプレパレードなど様々なイベントを開催し、「マンガ・アニメのまちにいがた」を発信している。
がたふぇすは参加費基本無料としており、コスプレをする際に利用する更衣室料金として1,000円、カメラマンは無料となっている。撮影場所として、新潟県政記念館、上古町商店街、燕喜館、神明宮が利用でき、この撮影場所を利用する目的で参加する人が多い。
表10に第1回~第6回までのがたふぇす参加人数を記した。表10でわかるようにがたふぇすの参加人数は年々増加している。第1回と第6回を比較すると参加者が約2倍となっている。

表10 がたふぇすの参加人数
開催回数 開催日 参加人数(人)
1 2011年2月 23,000
2 2012年2月 35,000
3 2012年11月 46,000
4 2013年11月 51,000
5 2014年10月 55,000
6 2015年10月 59,000
出所:がたふぇす(http://www.niigata-animemangafes.com/access.html)2016.10.17アクセス

このことからコスプレイベントは人気があり、10代20代の若年層や20代以降の可処分所得の高い層を集客できることが分かる。

 第2節 仮説
前章で述べた問題を解決するため、筆者が内野商店街の活性化をさせるために行った「うちのDEこすぷれ」というコスプレイベントについて説明する。
内野地域外の人々からの認知度が低い内野商店街が認知度を上げ、多くの人々に利用してもらうにはまず、内野地域以外の人々に内野商店街を認知してもらう必要がある。そこで内野地域以外の人々に内野商店街を認知してもらうために、内野商店街へ実際に訪れてもらう必要があると考えた。内野商店街に実際に訪れ認知してもらうために、内野商店街内の施設でコスプレイベントを企画した。
イベントの種類をコスプレイベントにした理由として、コスプレイベントの参加者年齢層は10代20代が多く、上記の問題点で挙げた②若い世代の意見や力を解決できると考えたからである。また、イベント会場を西地区公民館、内野まちづくりセンターにすることで③内野の資源を利用という問題が解決できるだけではなく、施設の利用料金も安いため、④予算の問題も解決することができるためである。さらに、これらの会場は内野駅から徒歩5分圏内にあるため、内野商店街のアクセスが良いという利点も生かすことができる。このようにコスプレイベントは、内野商店街の多くの問題を解決できるイベントであると考えられる。
内野商店街の活性化には、イベントを行い内野商店街に訪れてもらうことで認知度を上げるだけではなく、訪れた際に内野商店街の店舗を利用してもらうことも必要だと考えた。そのため店舗に誘導する仕組みづくりを検討し第2回目のイベントより実施した。

 第3節 実施内容
「うちのDEこすぷれ」というイベントの名称について、内野では2001年から15年間新潟大学教育学部の美術家が中心となり「うちのDEアート」というアートプロジェクトが行われていた。このイベントは15年間行われていたこともあり認知度が高いことや、内野で行われているイベントは「うちのDE」とイベント名につけることで統一感を出している。そのため筆者のイベントも内野で行っているという統一感を出すため、「うちのDEこすぷれ」とした。
上記で紹介した「がたふぇす」の他に、新潟にはいくつかコスプレイベントがある。そのため筆者が行うイベントに集客するため差別化を行う必要があった。コスプレイベントは学生が多く参加しているため、参加費を他イベントより安くするという差別化が効果的だと考え実施した。また参加費を安くすることにより、内野商店街の店舗へ費やしてもらう金額を増加させる狙いもある。
イベントのターゲットとして、コスプレをするコスプレイヤーと撮影をするカメラマンの2つに設定した。コスプレイヤーは10代~20代の学生や社会人が多く、カメラマンは30代以上の社会人が多い。撮影をするにあたって求められる機材が高額なこともあり、若年層が少ない。
イベントの宣伝広告は、約2か月前からSNSやコスプレ専用サイト、他コスプレイベントでチラシを20部配布した。ターゲットに若年層が多いことやコスプレ専用サイトがあったため、インターネットでの宣伝広告を中心に行った。
表11、12、13では、イベントのSWOT分析、4P分析、4C分析を行った。
図表11のSWOT分析とは、企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の全体的な評価のことである。外部環境分析(機会/脅威の分析)と内部環境分析(強み/弱みの分析)に分けられる 。
強み(Strength)
イベントは内野商店街の範囲内で行うためアクセス面が考えられた。
弱み(Weakness)
イベントの知名度がないことが考えられた。
機会(Opportunity)
他のコスプレイベントは来場者が年々増加している傾向にあるため、新しく参入することが可能だと考えられた。
脅威(Threat)
知名度が低い新しいイベントには人が集まらずに、継続して行われている「がたふぇす」などの他コスプレイベントにのみ人が集中してしまうことが考えられる。
表12の4P分析とは、企業や事業の競争力を分析する際の考え方の枠組みの一つで、製品(Product)、価格(Price)、宣伝(Promotion)、立地(Place)の4つの“P”に着目する手法である。これらは製品のマーケティングなどを行う際に、企業側、売り手の視点から重視すべき項目とされる 。
製品(Product)
イベント会場やコスプレ参加者が考えられる。イベント会場は撮影を行う際の背景となるため製品となる。コスプレ参加者は撮影を行うカメラマンの製品となる。
価格(Price)
他イベントより参加費が安いことが考えられる。
宣伝(Promotion)
イベントの宣伝はTwitterなどのSNSやコスプレ専用のコミュニティサイトを利用する。
立地(Place)
内野商店街は駅から近いことや駐車場があるため良いと考えられる。
表13の4C分析とは、販売者の視点である4Pを購買者の視点に立って置き換えた概念で、製品(Product) →顧客価値(Customer value)、価格(Price) →顧客コスト(Customer cost)、流通(Place) →利便性(Convenience)、プロモーション(Promotion)→対話(Communication)と変換される 。
顧客価値(Customer value)
今まで使用することのできなかった施設や土地を使用できることや今までに行われていないイベント内容に参加できることが考えられる。
顧客コスト(Customer cost)
参加費が電車を利用した際の電車賃が考えられる。
利便性(Convenience)
イベントの情報がSNSやコスプレ専用コミュニティサイトで明確になっていることが考えられる。
対話(Communication)
ターゲット層に合わせて気軽に対話することのできるSNSやコスプレ専用コミュニティサイトを利用することが考えられる。

表11 イベントのSWOT分析
Strength(強み) 会場が駅から近く、アクセスがしやすい
Weakness(弱み) イベントの知名度がない
Opportunity(機会) 他コスプレイベントの来場者数が年々増えている
Threat(脅威) 他イベントのみに客が集中してしまう
出所:筆者作成

表12 イベントの4P分析
Product(製品) 会場、コスプレ参加者
Price(価格) 参加費が他イベントより安い
Promotion(宣伝) SNSやコスプレ専用のコミュニティサイトを利用
Place(立地) 会場は駅から近い
出所:筆者作成

表13 イベントの4C分析
Customer value(顧客価値) 今まで使えなかった施設を使える
Customer cost(顧客コスト) 参加費、電車賃
Convenience(利便性) イベント情報がSNSなどで明確になっている
Communication(対話) ターゲットに合わせSNSやネットを利用する
出所:筆者作成

内野商店街活性化活動を行うにあたって注意した点を4点述べる。注意した点は①地域ブランド、②地元の歴史、③行政の土地や施設、④利益を出す、の4点である。
①地域ブランド
現在売れていない地域の特産品を「地域」を打ち出したブランドになって急に売れることはない。しかし、地方創生を行うときに地域ブランド活動を行うところが多い。地域ブランドは「一定の知名度のある地域」と「特徴のある商材」がセットになることによって成立する(木下2016)。
②地元の歴史
地元の歴史や昔話をもとにした観光事業はどこにでもあり、地方の観光歴史を売り出す場合、確かに歴史や昔話はあるがそれに固執しているだけでは他の地方創生活動と同じになる。そのため、地域活性化を行いたいのであれば地元の歴史に固執してはならない(木下2016)。
③行政の土地や施設
行政が所有・管理している土地や施設などをどのように効率的に活用することが重要である(木下2016)。
④利益を出す
地域活性化が公共性のあり補助金が出るため利益を出してはいけないという概念に基づいてしまっている。この概念を捨て、利益を出せるような事業をしなくてはならない(木下2016)。
このことから、内野商店街は知名度がないため「地域ブランド」を利用することや歴史に関連付けたイベントは難しいことがわかる。また、内野商店街範囲内の行政が所有している土地、施設を有効活用することや利益が出るようなイベントを行う必要があることがわかる。

 第1項 第1回うちのDEこすぷれ
2016年10月1日(日)に第1回うちのDEこすぷれを表14の通り開催した。会場である西地区公民館は内野駅から徒歩5分、約15台駐車可能な駐車場がある。会場は内野商店街活性化事業の一環としてイベントを開催することで、利用料金は無料となり予算の問題は解決した。参加費はコスプレイヤーを無料、カメラマンを500円とした。差別化として、他イベントより参加費を1,000円安くし、他イベントにはない和室を使った撮影を可能にした。第1回うちのDEこすぷれは、コスプレイベントで集客することができるのかを実施調査することや、内野商店街の認知度向上を目的に開催した。

表14 第1回うちのDEこすぷれ
日時 2016年10月1日(土) 13時00分~17時00分
会場 新潟市西地区公民館(2階和室、3階ホール)
参加費 コスプレ:無料
カメラマン:500円
出所:筆者作成

表15にイベント参加人数を記した。初めて行ったイベントで知名度がなかったことや、会場が古いため魅力が少なく集客できない可能性が予想されたが、表15でも記載したように参加人数の合計は36人となった。このことからコスプレイベントで集客を行うことは可能だということが分かる。また、参加者に内野商店街を紹介することで認知度向上も図ることができた。コスプレ参加を無料にしたことで、気軽に参加することが大きな要因だったと考えられた。
イベントを開催した結果、2つ問題点が出た。①内野で行われている朝市と日程が同日だったため、駐車場が数台しか確保できなかった。②会場が古かったため撮影に適していない。という問題が出た。そのため次回はイベント開催日程や会場を再検討する。
今後のイベント内容の課題として、以下の3つが確認できた。①内野商店街の店舗に誘導及び確認する仕組みを作る、②外の会場を設ける、③ハロウィンやクリスマスに関連付けたイベントを開催する、の3つである。
①内野商店街の店舗に誘導及び確認する仕組み案
内野商店街の店舗を利用してもらうために、2つの仕組みを考案した。1つ目は、参加費を上げ、内野商店街の店舗を利用した人のみ参加費から500円割引する仕組みである。2つ目は、イベントに参加した人に内野商店街の店舗の割引、特典券を発行する仕組みである。
②外の会場を設ける
西地区公民館のような屋内会場ではなく屋外会場でイベントを開催することで、内野地域の人へ内野に人が集まって盛り上がっていることをアピールできることやコスプレイベントを認知してもらうことで、今後地域の人に協力してもらう狙いがある。
③ハロウィンやクリスマスなどに関連付けたイベントを開催する
コスプレイベントのマンガやアニメ、ゲームに関係のない傷メイクなどの簡単な仮装をする層を取り入れることで今後のイベント規模の拡大を図る。

表15 第1回うちのDEこすぷれ参加人数
参加人数(人) 男性 女性 合計
コスプレ 4 16 20
カメラマン 10 0 10
見学者 5 1 6
合計 19 17 36
出所:筆者作成

 第2項 第2回うちのDEこすぷれ
2016年12月4日(日)に第2回うちのDEこすぷれを表16のとおり開催した。前回と変わり日曜日に開催したのは、土曜日より日曜日のほうが仕事などの休みの人が多く参加人数増加を狙ったためである。会場である内野まちづくりセンターは内野駅から徒歩2分、約20台駐車可能な駐車場がある。さらに、前回の西地区公民館と比べ新しくきれいな会場である。会場は内野商店街活性化事業の一環としてイベントを開催することで、利用料金は無料となり予算の問題は前回同様解決した。参加費をコスプレイヤーは500円、カメラマンは1,000円とした。他イベントと、参加費が安い、和室が使用できる、新しい施設が使用できる点で差別化をした。第2回では内野商店街の認知度向上だけではなく、上記の課題で記載した①内野商店街の店舗に誘導及び確認する仕組みを作ることを目的に開催した。この目的を達成するために、第2回うちのDEこすぷれでは、割引制度を導入した。割引制度の内容は、イベント開催日までの3か月間で内野の店舗を利用したレシートを提示、または、イベント開催日から1か月後までの内野の店舗の予約画面の提示をした人は参加費から500円割引くというものだ。イベントが行われていない日でも内野商店街を利用してもらうために、利用期間をイベント開始前3か月にしたことやイベント終了から1か月間にした。今回は割引を利用する人がいるのか調査するために内野地域だけを指定し、金額や店舗の指定は行わなかった。

表16 第2回うちのDEこすぷれ
日時 2016年12月4日(日) 10時00分~16時00分
会場 内野まちづくりセンター(2階和室、3階ホール、研修室、軽運動室)
参加費 コスプレ:500円
カメラマン:1,000円
出所:筆者作成

表17にイベント参加人数を記した。参加人数は41人と前回より参加人数が増えた。参加者が増えた要因として、会場が新しくなったことやイベントの知名度が上がったこと、参加費が安いことが挙げられる。表17でわかるように割引制度を利用した人はコスプレ参加16人、カメラマン6人の合計22人で参加者全体の約半数が利用した。このことから割引制度を利用する人は多いことや、特に若年層が多くいるコスプレ参加の人が利用することが分かった。
しかし、表18でわかるように内野地域ではあるがコンビニであったり内野商店街の範囲以外の店舗であったりと、内野商店街の店舗を利用する人は少なかった。また、割引制度を利用した全員がイベント当日に店舗を利用した。次回では割引対象店舗を内野商店街の店舗にすることで、内野商店街の店舗を利用してもらうことは可能だということやこの割引制度は有効だと考えられた。
今後の課題として、以下の3つが確認できた。①内野商店街の店舗を利用してもらう、②イベント規模の拡大、③イベントの魅力向上の3つである。
①内野商店街の店舗を利用してもらう
上記のとおりである。
②イベントの規模拡大
第2回では40人の規模で内野商店街の店舗利用者が2人だったが、イベントの規模拡大をすることでさらに内野商店街の店舗を利用者が増えると考えられるためである。
③イベントの魅力向上
第2回で参加者にインタビュー調査を行ったところ、会場は新しく良いがコスプレ撮影をするには向いていないという声が多数出た。このことから今後イベント規模を拡大していくことを考えると、内野まちづくりセンターを利用する場合は会場設営を工夫しなければならないことや、別のイベント会場を用意しなければならない。

表17 第2回うちのDEこすぷれ参加人数
参加人数(人) 男性 女性 合計
コスプレ(割引なし) 5 4 9
コスプレ(割引あり) 8 8 16
カメラマン(割引なし) 4 2 6
カメラマン(割引あり) 6 0 6
見学 2 2 4
合計 25 16 41
出所:筆者作成
表18 第2回うちのDEこすぷれ割引利用店舗
利用店舗 人数(人)
コンビニ(内野商店街範囲外) 17
カフェ(内野商店街範囲外) 3
やしち酒店(内野商店街範囲内) 2
出所:筆者作成

 第3項 第3回うちのDEこすぷれ
2017年2月25日(土)に第3回うちのDEこすぷれを表19のとおり開催した。第3回では内野商店街の店舗をより多くの人に利用してもらうためイベント開催日と時間を変更した。前回の調査からイベント当日に店舗を利用する人が多いため当日に利用できるよう12時00分~17時00分とした。12時00分~17時00分にしたのは、内野商店街は飲食店が多いため11時~14時、17時~21時などの時間帯に営業しているからだ。会場は前回同様内野まちづくりセンターで、予算の問題も前回同様解決した。参加費としてコスプレイヤーは500円、カメラマンは1,000円とし、割引制度も変更せずにイベント開催日までの3か月間で内野の店舗を利用したレシートを提示、または、イベント開催日から1か月後までの内野の店舗の予約画面の提示をした人は参加費から500円割引くという内容にした。前回は割引対象店舗を内野地域内の店舗にしたが第3回では内野商店街の店舗を利用してもらうために表20のとおり内野商店街の店舗を指定し変更した。
第3回では内野商店街の認知度向上、イベントの規模拡大と魅力向上、多くの人に内野商店街の店舗を利用してもらうことを目的とし開催した。イベントの規模拡大と魅力向上という目的を達成するために、第3回では撮影布背景セットを6セット導入した。撮影布背景セットとは、撮影する際に背景を布のデザインに変えることのできるセットであり主に撮影スタジオに設置されていることが多い。多くの人に内野商店街の店舗を利用してもらう目的を達成するために、上記で記載したように割引対象店舗を変更した。参加費が安い、和室が使用できる、撮影布背景セットが使用できる点で差別化をした。

表19 第3回うちのDEこすぷれ
日時 2017年2月25日(土) 12時00分~17時00分
会場 内野まちづくりセンター(2階和室、3階ホール、研修室、軽運動室)
参加費 コスプレ:500円
カメラマン:1,000円
出所:筆者作成

表20 割引対象店舗
1 「やしち」酒屋
2 御菓子舗「にむらや」
3 パン屋「ブーランジェヨネヤマ」
4 「カフェ・ド・カポネ」
5 ラーメン「さすけ」
6 焼肉「横綱」
7 日本料理手しごと「こじま」
8 焼肉「ホルモン」
9 カフェ&バル・「ナチュール」
10 「瀧ずし」
11 居酒屋「桟敷家」
12 海鮮居酒屋「くろふね」
13 旬菜 「籐や」
14 ラーメン「多良福」
15 漬物屋「大口屋」
16 「松のや」
17 「松月堂」
18 「雪月花」
19 寿司懐石「江戸っ子」
20 「琥珀喫茶」
21 お食事処「大吉」
22 炭火串焼「はがくれ」
23 「大門」
24 「真心」
25 彩酒家「えんじょい」
出所:筆者作成

表21に第3回うちのDEこすぷれの参加人数を記した。第3回は前回と比べ参加人数が21人と半数程度に減少してしまった。原因として、翌日に他の規模の大きなコスプレイベントが開催されることや、うちのDEこすぷれの知名度が低いこと、撮影布背景セットでは魅力が足りなかったことが挙げられる。第3回では4名が割引制度を利用した。前回でも利用があった「やしち酒店」と「パン屋ブーランジェヨネヤマ」が前回同様イベント開始前の当日に表22で記したように利用された。この2店舗に共通しているのがどちらとも短時間で利用できる点である。また、第2回と第3回の利用店舗からイベント開始前にカフェやパン屋、コンビニなど軽食を取る人はいるが、ラーメンやレストランなどは利用しないことが分かる。また、イベント参加者には若年層が多いため居酒屋が多い内野商店街には利用できる店舗が限られてしまうことも分かった。そのため、今後は内野商店街の店舗を利用してもらう仕組みや内野商店街にお金を費やしてもらう仕組みを再度検討する必要があると考えられた。
今後の課題として、以下の3つが確認できた。①イベントの知名度向上、②イベントの魅力を上げる、③内野商店街にお金を費やしてもらう仕組みづくりの3つである。
①イベントの知名度向上
うちのDEこすぷれをこれからも継続して開催していくことや話題性のあるイベントを行う必要がある。
②イベントの魅力を上げること
撮影布背景セットでは魅力が少なかったため、他イベントにはないコスプレイヤーやカメラマンが参加したくなるようなイベント内容が必要だと考えた。
③内野商店街にお金を費やしてもらう
割引制度ではなく別の制度や内野商店街の人に協力してもらう必要があると考えた。

表21 第3回うちのDEこすぷれ参加人数
参加人数(人) 男性 女性 合計
コスプレ(割引なし) 1 9 10
コスプレ(割引あり) 0 2 2
カメラマン(割引なし) 3 1 4
カメラマン(割引あり) 2 0 2
見学 1 2 3
合計 7 14 21
出所:筆者作成
表22 第3回うちのDEこすぷれ割引利用店舗
利用店舗 人数(人)
パン屋ブーランジェヨネヤマ 3
やしち酒店 1
出所:筆者作成

第4章 考察
この章では内野商店街を「うちのDEこすぷれ」というコスプレイベントにおける活性化活動についての考察を述べる。最初に効果について述べ、その後改善点について述べる。

 第1節 効果
うちのDEこすぷれを3回実施し、合計で約100人が参加した。内野商店街に集客できたことで内野商店街の認知度向上をできたと考えられる。また、内野の資源を利用することや予算を確保すること、若い人たちの意見も聞くことができた。このことから、コスプレイベントで若年層や可処分所得の高い層を集客できることがわかった。また、集客した人に少なからず内野商店街の飲食店などを利用してもらう仕組みを作ることができた。
先行研究で紹介した「地域密着型ケーキ喫茶」と比較すると、予算が少なく内野商店街に集客することができることや内野商店街全体を活性化できると考えられる。
このことから、うちのDEこすぷれというコスプレイベントは内野商店街活性化の役に立つと考えられる。しかし、改善点も見られた。

 第2節 改善点
実施した3回のイベントから改善点を述べる。
最終的に解決できなかった課題として以下の8つが確認できた。①外の会場を設ける、②ハロウィンやクリスマスに関連付けたイベントを開催する、③内野商店街の人との協力④イベントの規模拡大、⑤イベントの魅力向上、⑥イベントの知名度向上、⑦内野商店街にお金を費やしてもらう仕組みづくり、の7つである。今後はこの7つの課題を改善する必要がある。
大学、行政、商店街が連携したコスプレイベントを商店街全体で実施することで商店街の活性化につながると考えられる。また、今後内野商店街活性化を行うには内野商店街の方々とのさらなる深い連携が必要だと考えられる。よって7つの課題を改善し、大学、行政、商店街の連携が可能なイベント内容の提案を第5章で行う。

第5章 今後の提案と課題

 第1節 今後の提案
内野商店街のより活性化するために以下の提案を行う。内野商店街にお金を費やしてもらい活性化を行うには、今後は内野商店街の人との協力が最重要だと考え、以下2つのイベント内容を考案した。

 第1項 うちのDEこすぷれ×内野祭り
この提案では、第4章で述べた①外の会場を設ける、③内野商店街の人との協力④イベントの規模拡大、⑤イベントの魅力向上、⑥イベントの知名度向上、⑦内野商店街にお金を費やしてもらう仕組みづくりという6つの課題を解決できると考えられる。
内野祭りとは内野地域で昔から行われている祭りである。露店が20店舗程度の小さな祭りではあるが、1年間で1番内野商店街に人が集まるイベントある。「うちのDEこすぷれ×内野祭り」では、この内野祭りと「うちのDEこすぷれ」を共同開催し相乗効果を狙うという提案である。「内野祭り」は例年通り開催してもらい、「うちのDEこすぷれ」が祭りを行っている範囲の露店などでコスプレ撮影やコスプレをした状態で購買ができるというイベント内容である。また、参加者は若年層が多いため参加費は少額にし、内野祭りの露店にお金を費やしてもらうことで内野商店街の活性化を図る。第3回までで行っていた割引制度の代わりに露店への誘導を行う。共同開催することによって「うちのDEこすぷれ」、「内野祭り」が期待できる効果を以下に説明する。
「うちのDEこすぷれ」が共同開催することによって期待できる効果として、3つが考えられた。①イベント集客人数の増員、②イベントの魅力向上、③内野地域住民へコスプレイベントを身近なものと認識してもらうという3つの効果が期待できる。
①イベント集客人数の増員
祭りの雰囲気で撮影できる他コスプレイベントにはないため「うちのDEこすぷれ」の100人程度の集客人数の増員が期待できる。
②イベントの魅力向上
他コスプレイベントではできない祭りでのコスプレ撮影やコスプレの状態での祭りでの飲食ができることはイベントの魅力向上が期待できる。
③内野地域住民へコスプレイベントを身近なものと認識してもらう
コスプレイベントを認識してもらうことで今後ハロウィンやクリスマスと関連付けたイベントを行う際などに内野地域住民に内野商店街の装飾などで協力してもらえる効果が期待できる。
「内野祭り」が期待できる効果として、3つが考えられた。①「内野祭り」への集客人数の増員、②露店主の売り上げ向上、③「内野祭り」の規模拡大という3つの効果が期待できる。
①内野祭りへの集客人数の増員
「うちのDEこすぷれ」に集客した人や前例がないコスプレイベントとの祭りの共同開催が行われるとして話題となり、双方のターゲットではない層も集客できる効果が期待できる。
②露店主の売り上げ向上
「うちのDEこすぷれ」の参加費を少額にしているため、参加した多くの人が露店を利用することが考えられ売り上げ向上が期待できる。
③「内野祭り」の規模拡大
筆者が2017年8月に新潟西商工会へ行ったインタビュー調査によると、「内野祭り」の参加者が毎年減少傾向にあることで露店数も減少し祭りの規模が縮小していることがわかった。そこで「うちのDEこすぷれ」と共同開催をすることで、参加人数の増員ができ露店数も増加すると考えられ「内野祭り」の規模は縮小せずに拡大していく効果が期待できる。

第2項 うちのDEこすぷれ×イルミネーション
この提案では、第4章で述べた①外の会場を設ける、②ハロウィンやクリスマスに関連付けたイベントを開催する、③内野商店街の人との協力④イベントの規模拡大、⑤イベントの魅力向上、⑥イベントの知名度向上、⑦内野商店街にお金を費やしてもらう仕組みづくりという7つの課題を解決できると考えられる。
内野商店街では規模は小さいが内野商店街の「やしち酒店」などが共同でイルミネーションを行っている。このイルミネーションは、小規模なためイベントとして行っておらず一定期間点灯しているものである。また、このイルミネーションを目的に内野商店街を訪れる人は少ない。「うちのDEこすぷれ×イルミネーション」では、このイルミネーションと「うちのDEこすぷれ」を共同開催し、イルミネーションの規模拡大や内野商店街への集客人数増加などを狙うという提案である。「やしち酒店」などが設置するイルミネーションに加え、「うちのDEこすぷれ」でイルミネーションをさらに設置し撮影スポットを数か所作りイベントとして開催することで、コスプレや仮装で撮影をすることができるというイベント内容である。イルミネーションは一定期間設置するが、イベントは更衣室の関係で1日~数日間とする。イルミネーションを内野商店街の屋外に設置するため、このイベントはコスプレイヤーやカメラマンだけではなく、一般の人もターゲットとする。一般の人もターゲットにしたことで、一般の人にも身近であるハロウィンやクリスマスとの関連付けも行う。また、内野商店街にお金を費やしてもらうために、内野商店街の人に簡単な露店を出店してもらい活性化を図る。第3回までで行っていた割引制度の代わりに露店への誘導を行う。共同開催することによって「うちのDEこすぷれ」、イルミネーションを設置している「やしち酒店」などが期待できる効果を以下に説明する。
「うちのDEこすぷれ」が共同開催することによって期待できる効果として、2つが考えられた。①イベント集客人数の増員、②イベントの魅力向上という2つの効果が期待できる。
①イベントの集客人数の増員
イルミネーションを背景に撮影ができるコスプレイベントは新潟にはないため「うちのDEこすぷれ」の集客人数の増員が期待できる。また、一般の人も参加可能になるためイベント規模の拡大も期待できる。
②イベントの魅力向上
他のコスプレイベントではできないイルミネーションを背景にしたコスプレ撮影ができることはイベントの魅力向上が期待できる。
イルミネーションを設置している「やしち酒店」などが期待できる効果について、2つが考えられた。①内野商店街へ一定期間集客人数の増員、②露店主の売り上げ向上という2つの効果が期待できる。
①内野商店街へ一定期間集客人数の増員
イベントは1日~数日間ではあるがイルミネーションを一定期間設置するため一般の人を通常より多く、さらに一定期間集客することができると考えられる。
②露店主の売り上げ向上
露店を出店する機会ができるため露店主の売り上げ向上が期待できる。

第2節 今後の課題
上記の2つの提案で最重要とされている内野商店街の人々との協力という課題を解決しなければならない。そのため以下の2つの調査を行う必要があると考えられた。
①内野商店街の人々が内野商店街を活性化したいと考えている人がいるのか、②露店出店など協力してもらうことは可能かという2つの調査が必要だと考えられた。
①内野商店街の人々が内野商店街を活性化したいと考えている人がいるのか
内野商店街以外の外の人が活性化を行うことは活動時間に限界があり、上記で提案したような内容を内野商店街の人々や関連がある人に行ってもらう必要があると考えた。そのため①のことを調査し②の調査へつなげる必要がある。
②露店出店など協力してもらうことは可能か
①に当てはまる人でさらに②に当てはまる人に今後提案をしたような内容のイベントを行ってもらう必要があると考えた。
今後は上記2つの提案を実施し、内野商店街活性化を実現したい。




参考文献
・木下斉(2016)『地方創生大全』東洋経済新報社

・新潟国際情報大学卒業論文データベース「内野活性化プロジェクト~地域密着型ケーキ喫茶店で町を元気に~」羽鳥将史(http://cc.nuis.ac.jp/library/search/library_database.html)2016.10.17アクセス

・内野駅周辺整備事業しゅん工(https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/road/doroseibi/roadseibi/syuyogaiyo/douro_gairo/gairo/kansen/utinoekishuuhennseib.files/uchino-st-open.pdf)2017.10.28アクセス

・内野まちづくりセンター(https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/shisetsu/community/tiikicommunity/uchinomachisen.html)2017.9.27アクセス

・稼げるまちづくり取組事例集「地域のチャレンジ100」内閣府地方創生推進事務局 (www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/seisaku…pdf/siryou_n3.pdf)2017.10.24アクセス

・がたふぇす(http://www.niigata-animemangafes.com/)2016.10.17アクセス

・がんばる商店街77選(http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/idea/1hokkaido/2_hokkaido_02.html)2017.10.28アクセス

・コトバンク「コスプレ」(https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC-501744#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89)2017.10.8アクセス

・コミックマーケット(http://www.comiket.co.jp/archives/Chronology.html)2016.10.17アクセス

・新潟市商店街活性化事業のご案内(2017)新潟市西区役所地域課

・新潟市ホームページ(https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/torikumi/kotsu/seibi/kensetsuw20160808.files/utinoekiseibikeikakugaiyou.pdf)2017.10.27アクセス

・新潟ハロウィン(http://www.niigata-halloween.com/)2016.10.17アクセス

・西区拠点商業活性化推進事業計画(https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/torikumi/seisaku/vision/nishikyotenn/nisikyotenn.files/kyotennkeikaku.pdf)2017.9.27アクセス

・沼垂テラス商店街(http://nuttari.jp/)2017.10.24アクセス

コメントを残す